米国はいかにして世界経済を支配したか
紹介
[米国対外経済戦略のあゆみ]
今日、国際資本取引の自由化と証券化は、サブプライムローン問題のように国際的金融不安を生みだし、大きな経済危機の可能性を秘めている。
米国の対外経済戦略によって形成された今日のグローバリズムは、何を目指すのか。米国による金融覇権はいかにして形成されたのか。
米国による戦後の、国民経済を軸とするケインズ的経済システムの構築から、今日の多国籍企業による、金融を通じて富を蓄積する米国経済政策の劇的転換までをたどり、その要因と結果の問題点、日本への影響、ラテン・アメリカにおける対抗戦略の試み、国際公共機関のあり方などを考える。
著者プロフィール
萩原伸次郎 (はぎわらしんじろう) (著)
1947年、京都市生まれ。1976年東京大学大学院経済学研究科博士課程単位修得退学。
1978年横浜国立大学経済学部助教授。1989年横浜国立大学教授。
1990-91年米国マサチューセッツ大学経済学部客員研究員。
2000-02年横浜国立大学経済学部長。現在、横浜国立大学経済学部教授。
著書: 『アメリカ経済政策史』有斐閣、1996年
『通商産業政策』日本経済評論社、2003年
『世界経済と企業行動』大月書店、2005年
『ワシントン発の経済「改革」』新日本出版社、2006年
萩原伸次郎(著)
発行:青灯社
四六判 並製
定価 2,000 円+税 2,200 円(税込)
ISBN 978-4-86228-023-7
ISBN 13 9784862280237
ISBN 10h 4-86228-023-4
ISBN 10 4862280234
出版者記号 86228
Cコード C1033
1:教養 0:単行本 33:経済・財政・統計
書店発売日2008年6月13日

