高齢者の喪失体験と再生

紹介
<もっとも今日的なテーマに迫る>
高齢者はどう生きたらいいのか。仕事や役割の喪失、衰え、心身の病い、親や配偶者の死。喪失体験を乗りこえ元気に生きがいをもって暮らす人、日常の些事に喜びを見いだす人、何もしないで閉じこもる人。どう生きるかに公式はない。「生きがい」や「自立」は望ましいが、こだわらずに自分らしくあればいい、と著者はみる。老人専門病院での豊富な体験にもとづき、公的支援の貧しさを憤りつつ、一人一人の内面を見つめる味のある高齢者論。


目次
はじめに~役割を喪失して、それから......
1.歌右衛門の衰えと女形の大成~喪失と創造
2.喪失体験とは何か~悲哀と否認
3.人生をふり返って点検する~中年・初老期と喪失体験
4.役割の喪失に代わるもの~老年期
5.人生の最終段階~老いの孤独
6.老年期をいかに生きるか~"自分らしく"ということ~


著者プロフィール
竹中星郎  (かけなかほしろう)  (著)
放送大学客員教授 老人専門病院の浴風会病院副院長、大正大学教授を歴任。「高齢者の孤独と豊かさ」(NHKブックス)「明解痴呆学」(日本看護協会出版会)他著書多数。


竹中星郎(著)
発行:青灯社 
四六判  240ページ 上製

定価 1,600 円+税   1,760 円(税込)


ISBN 978-4-86228-002-2
ISBN 13 9784862280022
ISBN 10h 4-86228-002-1
ISBN 10 4862280021
出版者記号 86228

Cコード C1011  
1:教養 0:単行本 11:心理(学)


書店発売日2005年8月15日

高齢者の喪失体験と再生