カント わたしはなにを望みうるのか:批判哲学
紹介
カント わたしはなにを望みうるのか:批判哲学
カントのすごいところは、人間がかかわりうるすべての事柄を体系的に思考した点にある。
だが、そのかれをより根底で突き動かしていたのは、思考の道具である人間の理性そのものをめぐる不安だった。冷静で形式張って見えるカントの議論も、切羽詰まった、実存的苦闘だったのである。
本書は、そのカントの考えの骨格を全体的に掴む上で、読者のなによりの手助けになるだろう。
著者プロフィール
貫 成人 (ヌキシゲト) (著)
現在、専修大学文学部教授
1956年、神奈川県に生まれる。
1985年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。
現象学をはじめとする現代哲学、歴史理論、舞踊美学を研究。
著書に『図解雑学 哲学』(ナツメ社)、『哲学マップ』(ちくま新書)、『哲学ワンダーランド』(PHP)、『経験の構造:フッサール現象学の新しい全体像』(勁草書房)がある。
貫 成人(著)
発行:青灯社
B6判 141ページ
定価 1,000 円+税 1,100 円(税込)
ISBN 978-4-86228-017-6
ISBN 13 9784862280176
ISBN 10h 4-86228-017-X
ISBN 10 486228017X
出版者記号 86228
Cコード C1010
1:教養 0:単行本 10:哲学
書店発売日2007年10月1日

