定年後の学問の愉しみ
紹介
☆元・大学教員ら25人の学者人生と、それぞれの「その後の学び」☆
・学問に定年はない。いまだからこそ、学べることもある!
幅広い分野で活躍した研究者たちが、それぞれの来し方と定年後の現在の生活、そして未来に残したいものを語る。
・楽しみだけではない、苦しいだけでもない。「学問とともにある人生」のさまざまな形を個性豊かに振り返るエッセイ集。
目次
1「自分の時間」に学ぶこと
・心の庭のガーデニング(山田英美)
・長生きも研究のうち(浜野研三)
・私だけの時間(福田須美子)
2 いま振り返る「我が学びの足跡」
・私の誕生から大学入学までの思い出(遠藤 光)
・国語から日本語へ、そしてことばの教育へ(細川英雄)
・学問など、した覚えなし(横須賀 薫)
・民間人校長から中国で日本文学を教える(横山芳春)
・〈美〉を求めて──物語、文学、芸術(井上範夫)
・放浪する研究心(谷山和夫)
・運命のいたずらと時代の波に導かれしわが学問(小林登志生)
3 終わることなき「生涯の学問」
・人生と学問(上川孝夫)
・人間になることを問い続けて(吉村文男)
・研究者を取り巻く時代とその後の学び(弘末雅士)
・大自然の中で「元気」を研究する(川村協平)
・職業としての学問 その後の学問(山下直治)
・ひとりのイギリス人作家を追い続ける「学び」(倉田雅美)
・定年後の学問の楽しみ(川井万里子)
・研究者としての自叙伝──その後の学び(住江淳司)
・来世の形而上学的な意味(福田喜一郎)
4 新たに開けた「定年後の学問」
・一日の大半は午前中(橋本和孝)
・定年後の学びと活動(呉 宏明)
・定年後──これまで、今、これから(青柳まちこ)
・私のささやかな学問と人生の後半──定年時・それから・そして今(三橋利光)
・研究と教育の両立、そして...... (松原好次)
・学問への興味は川の流れの如くにずっと続いていくもの(東山安子)
前書きなど
学問や研究といった仕事は、研究室や教室以外の私的な時間にあっても考え、観察し、書籍を読み続けます。
(中略)
「愉しみ」という言葉は、決して愉しさだけで語れるものではないことも十分承知しております。その上で集まった原稿を見渡してみますと、退職後の時間を、現役時代の知の探究にささげている人、自由な時間の中で新たな学びのテーマを見出した人、学問から少し離れて好きなことを楽しむ人......等々、さまざまな「ライフ」の形が見えてきました。
結果として、研究職以外の人たちの定年後の人生にも、アイデアや問題提起や共感を見出だしていただけるものになったのではないでしょうか。
(編者「企画にあたり」より)
著者プロフィール
カンナ社 (カンナシャ) (編)
【代表:石橋幸子】1999年出版社「春風社」を友人二人と創業。その後独立して2021年出版の窓口「カンナ社」を立ち上げる。出版コーディネート歴25年。
カンナ社(編)
発行:青灯社
四六判
価格 2,500 円+税 2,750 円(税込)
ISBN 978-4-86228-125-8
ISBN 13 9784862281258
ISBN 10h 4-86228-125-7
ISBN 10 4862281257
出版者記号 86228
Cコード C0037
0:一般 0:単行本 37:教育
書店発売日2023年6月6日

