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Seitosha Publishing

2024年1月のエントリー 一覧

著者:虫明 元
ISBN:978-4-86228-129-6 C00119784862281296.png 定価1,600円+税 224ページ
ジャンル:脳科学、生理学、イノベーション
発売日:2024年1月30日


紹介
人は、どんな時、どうして「ひらめく」のか。
ひらめきの仕組みを知り、育むためのスキルを知る。

「ぼんやり時間」や睡眠中の夢を司る脳のネットワークの解明から、スティーブ・ジョブスやピクサー社なども目指したひらめきを生む職場環境作りの試みまで、ひらめきをめぐる最新の研究と活用の試みを紹介。

・ 脳の「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」がひらめきに重要な役割。ぼんやりしているとき、安静時に働いて記憶や情報を再編成する。
・ 睡眠時の夢は、ひらめきや新しいアイデアの探求の場。意識しない記憶や情報同士を結びつけ、創造性と問題解決能力を向上させる。
・ひらめきに必要なのは、知能か、知識か、生まれながらの才能か?
・ ひらめきを醸成し、日本人に不足しがちな社会情動性を育むのは「多様な価値観」。
・ 多様性を備えたデザインや環境づくりが創造性を刺激する──。
・チーム間でのひらめきの促進と、ニューヨークの都市開発の例。
・ AI時代にむけて、人間の情動を基盤にした隠れた脳の仕組みを明かす注目の書。


目次
第1章 ひらめきとデフォルト・モード・ネットワーク(DMN)
第2章 夢の話
第3章 ひらめきはホット? クール?
第4章 知能が高いとひらめくのか?
第5章 知識量が多いほど創造性と結びつくか?
第6章 文系より理系がひらめくのか?
第7章 地頭力と自頭力によるひらめき?
第8章 どんな環境で人はひらめくのか?
第9章 アートとデザインでひらめきを育てる


著者プロフィール
1958年生まれ。東北大学医学部大学院卒業、医学博士。東北大学大学院医学系研究科生体システム生理学分野教授。専門は脳神経科学。
主著書『学ぶ脳ーぼんやりにこそ意味がある』 (岩波科学ライブラリー2018)、『前頭葉のしくみーからだ、心、社会をつなぐネットワーク』(共立出版 2019)
共著書『コミュニケーションと思考』(認知科学の新展開2,岩波書店)、『学習と脳――器用さを獲得する脳』(ライブラリ脳の世紀:心のメカニズムを探る,サイエンス社)、『リハビリテーションのためのニューロサイエンス──脳科学からみる機能回復』 西条 寿夫 (監修) メジカルビュー社 分担 カンデル神経科学34章翻訳(メディカルサイエンスインターナショナル; 第2版2022)、医療現場の共感力3章(石井均金芳堂2023)、人を動かすナラティブ5章(大治朋子毎日出版2023)、認知症ケアに活かすコミュニケーションの脳科学(協同医書出版社2023)など。