副題:ハプスブルク皇太子心中事件
著者:仲 晃
ISBN:978-4-86228-003-9 C1022
定価2,000円+税 316ページ
ジャンル[歴史]
発売日:2006年1月13日
紹介
〈大好評につき2023年2月重版第4刷発行!!〉
「天国に結ぶ恋」か「他殺」か。皇太子と少女マリーの「心中事件」の真相!
舞台は19世紀末、ハプスブルク王朝が最後を迎えようとする時の、歓楽と哀愁と腐敗の町ウィーン。
冷厳な超保守主義者の父フランツ・ヨーゼフ帝との葛藤を軸にして、自殺へと追いこまれていく経緯と帝国崩壊の予兆を、新資料をもとに明らかにしていく。
当時ヨーロッパ中を震撼させたこの事件は、幾多の物語を生み、「うたかたの恋」としてくり返し映画化もされてきた。
その過程で生じた様々な虚偽を暴き、「真実」にのみ焦点を当て解明した、歴史的事件のドキュメントである。
目次
はじめに
Ⅰ バーデン駅長の至急報
Ⅱ 真相隠しの大作戦
Ⅲ 父と子の間の深い闇
Ⅳ ハムレット、ドンファン、そして……
Ⅴ 競馬場の天使
Ⅵ 雪山の道行き
Ⅶ 「ひとは花のごとく散る」
Ⅷ ウィーンの恋の物語
Ⅸ 母のデスマスク
Ⅹ 愛と報復が招いた?世界大戦
ⅩⅠ ドナウ河畔に眠る
著者プロフィール
仲 晃(なか・あきら)
桜美林大学名誉教授、元共同通信社ジュネーブ支局長。
著書:『黙殺』『ケネディはなぜ暗殺されたか』(NHKブックス)訳書『マクナマラ回顧録』(共同通信社)『ゲバラ日記』(みすず書房)
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ご好評につき品薄となっていた『仲晃 著『「うたかたの恋」の真実』の第四刷が完了し、書店でのご注文・ご購入が可能になりました。大変お待たせしました!