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Seitosha Publishing

2014年5月のエントリー 一覧

GOD AND GOLD

副題:イギリス、アメリカはなぜ近現代世界を支配できたのか 

G&G2.jpg著者:ウォルター・ラッセル・ミード
訳者:寺下滝郎
ISBN:978-4-86228-071-8 C0031
定価3,200円+税 372ページ
ジャンル[西洋近代史]
発売日:2014年5月26日


紹介
アメリカ社会には、なぜ無限の活力があるのか。
それは変化することで、超越や神に出会えるという深い信仰からも生じている。

米国最高の知性が、アングロ-アメリカ人の世界制覇の要因や今後の盛衰を、
その自由な海洋国家システムや変化を重視する動的宗教、価値観に着目して、
歴史的視野から明かす注目作。


目次

  • 第十三章 白のクイーン──「開かれた社会」における宗教の役割
  • 第十四章 エクセルショー!──ヤンキーの向上心に与える資本主義とカルヴィニズムの影響
  • 第十五章 ジャイロスコープとピラミッド──アメリカ社会が依拠する理性、啓示、伝統のアングリカン社会

第四部 神は何を為し給ひしや

  • 第十六章 歴史とは何ぞや──現代世界を形成している二つのメタ物語〔一〕アブラハムの物語
  • 第十七章 歴史との戦い──現代世界を形成している二つのメタ物語〔二〕資本主義・進歩主義の物語
  • 第十八章 黄金のミーム──見えざる手、ウイッグ史観、神との契約
  • 第十九章 ウイッグ・バビロン──「歴史の終わり」と「文明の衝突」

第五部 歴史の教訓

  • 第二十章 海洋国家の将来──アメリカ衰退論と海洋国家の大戦略「グリニッジ長老の議定書」
  • 第二十一章 ゴーストダンサーたち──アメリカとイスラーム世界との関係
  • 第二十二章 文明間の外交──ラインホールド・ニーバーの洞察
  • 第二十三章 歴史の終わりとは──グローバル社会の発展と永続革命

 

 

著者プロフィール
ウォルター・ラッセル・ミード(Walter Russell Mead)(著)
バード大学外交・人文科学教授および論壇サイトThe American Interest総合監修者。
外交問題評議会ヘンリー・A・キッシンジャー米外交政策上級研究員を歴任。
フォーリン・アフェアーズ誌に定期的に書評を執筆、ニューヨークタイムズ紙、ワシントンポスト紙などにもしばしば寄稿している。
『神の加護』は、英エコノミスト誌が「世界で最も重要なノンフィクション賞」と評したライオネル・ゲルバー賞を2002年に受賞。

寺下滝郎(てらした・たきろう)(訳)
翻訳家。1965年、広島県呉市に生まれる。
1988年、学習院大学法学部政治学科卒業。
1999年、東洋英和女学院大学大学院社会科学研究科修了。
修士学位論文「日本における外国経済界のロビイング──在日米国商工会議所(ACCJ)を中心に」で長野賞を受賞。