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Seitosha Publishing

2007年11月のエントリー 一覧

副題:すべてのものに贈られること:存在論
ハイデガー.jpg著者:貫 成人
ISBN:978-4-86228-018-3 C1010
定価1,000円+税 135ページ
ジャンル[哲学]
発売日:2007年11月26日


紹介
存在の頼りなさ
ハイデガーが言うように薔薇の花は、その理由とも証拠とも無関係に咲いている。それどころか、われわれ自身の存在にもまた理由や証拠は必要ない。
それでは存在とはいったいどういうことなのか、それを明らかにしようとしたのがハイデガーの生涯だった。


目次
第1章 存在への問い
 (伝統的ヨーロッパ哲学における「本質」と「存在」ハイデガーの問い)
第2章 非本来性:日常において見失われる自分
 (「現存在」「世界‐内‐存在」のあり方)
第3章 本来性:自分の完全なあり方
 (現存在の「かけがえのなさ」 現存在の本来性 実存主義と存在への問い)
第4章 転回以後:存在の隠蔽
 (物、道具、芸術作品 存在に聴き従うこと)


著者プロフィール
貫 成人(ぬき・しげと)
現在、専修大学文学部教授
1956年、神奈川県に生まれる。
1985年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。
現象学をはじめとする現代哲学、歴史理論、舞踊美学を研究。
著書に『図解雑学 哲学』(ナツメ社)、『哲学マップ』(ちくま新書)、『哲学ワンダーランド』(PHP)、『経験の構造:フッサール現象学の新しい全体像』(勁草書房)がある。