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Seitosha Publishing

2021年10月のエントリー 一覧

著者:濱田英人動画用書影.jpgISBN:978-4-86228-117-3 C0082
定価1800円+税 254ページ
ジャンル:[英語・英文法]
発売日:2021年10月25日

紹介
読めばハッと気づかされる、ネイティブの「英語感覚」の秘密!

自分に見えているままに表現する日本語と、出来事全体を外から見ている感覚で表現する英語。
ネイティブの見ている世界はどんなものかを、図を用いて目からウロコの解説。

よく似た意味を持つ身近な動詞たちの使い分け方。
・tellとspeakとtalkとsay
・lookとseeとwatch
・takeとhave
・goとcome
・startとbegin など

現在形は「今起こっていること」を表現できない! →不変の事実や知識を表す時制。
終わりのある動作や、今この場で起きていることを生き生きと表現するには進行形を使おう。
助動詞willとbe going toの違い、mustとhave toの違い、canとbe able toの違いとは。
「out→外に出る」「across→渡る」「trough→通り抜ける」など、前置詞は日本語の動詞のニュアンスも含んでいる。
経緯を順に伝える日本語とは異なり、英語は重要なモノから先に言う。
受動文、倒置文、挿入句、分詞構文などの特徴を理解し上手に使えば、英文に表情が出る。
 

「接続詞thatの使い方をはじめ、ネイティブの感覚を見事に究明。
認知言語学の第一人者、濱田英人先生が解き明かした待望の書」
──今井康人(札幌大学教授)



目次
第1章 英語の表現パターン
第2章 動詞のイメージ
第3章 英語の時制と「完了形」「進行形」の感覚
第4章 助動詞の働き
第5章 冠詞(a/the)と名詞的要素
第6章 前置詞の世界
第7章 英語の語順の原理
第8章 英語の構文の表現効果


著者プロフィール
濱田 英人(はまだ・ひでと)
札幌大学地域共創学群教授。
1957年、北海道生まれ。北海道大学大学院文学研究科英米文学専攻博士後期課程退学。博士(文学)
2001年~2002年、カリフォルニア大学サンディエゴ校客員研究員(Langacker教授の指導の下、英語の主要な構文について認知文法の視点から研究)。専攻、認知言語学、英語学
主著 Grammar and Cognition (Kyodo Bunkasha,2002) Grammar of the English Language(テキスト、三浦印刷、2010)
『認知と言語』(開拓社、2016) 『脳のしくみが解れば英語がみえる』(開拓社、2019) 『認知文法の原理』(開拓社、2021)ほか


「はじめに」より
本書は、認知言語学の視点から、中学校・高等学校で学習する「5文型」「冠詞」「可算・不可算名詞」「法助動詞」「進行形」、「受動文」、「仮定法」、「現在完了」「前置詞」「不定詞」「動名詞」「that節」などの基本的な項目を取り上げ、それぞれについて英語のネイティブスピーカーの感覚を明らかにすることで、説明のための文法ではなく、実際に英語を使用するために使える文法を習得することを目的としています。