著者:今井康人
ISBN:978-4-86228-114-2 C0082
定価1400円+税 172ページ
ジャンル:[英語]
発売日:2020年10月28日
☆新版発行にあたってのお知らせ☆
本書の旧版『英語の発信力を強化するレッスン』(2020年7月刊行)は内容に不備がありましたため、絶版扱いとし、この度新版を作成しました。
すでに旧版をご購入された方は小社(〒160-0022東京都新宿区新宿1-4-13青灯社 宛)に旧版を着払いで直接ご返送ください。
無料で新版をお送りいたします。
紹介
全国の英語教員が続々授業参観!
独学/授業に使える、英語の発信力強化の画期的メソッドを現役英語教員が伝授。
発信力とは主にSpeakingとWritingの英語力のこと。発信力がアップすれば、会話もメールもスムーズに。
【各章の概要】
第1章:基本表現のマスター
英語力は英文力! 日常生活や旅行で役立つ540以上の例文を掲載。音読し、内在化してゆくことで発信できる力に。
第2章:間違えやすい英文法
日本人が誤りがちなポイントを押さえ、英文法の「性格」を知ることで正しく用いられるようになろう。
・"Nice to meet you"(.会えて嬉しいです)に"Me, too"(.私もです)と答えるのはなぜ間違いないのか。
・Have you finished「?終わりましたか」?は何かの動作をしていて終わったかという意味。
食事などが終わりましたか?という時には今の状態を問う"Are you finished"?が礼儀。
・of, take, anyなどの正しい使い方
・will/ would/ can/ could、anyとsome、have toとmust、fewとa few、現在分詞と過去分詞などの違い
第3章:英語の本当の音をつかむ
英語の発音には日本語とは異なる特徴がある。互いの音がつながり、変化したり消えたりする。
その音の特徴を把握すれば、リスニングの能力も向上する。
・take care→×「ていく けあ」 〇「ていっけぁ」
・Not at all→×「のっと あっと おーる」 〇「なっらろぅ」
・Can I get you ~?→×「きゃん あい げっと ゆう」 〇「きゃないげっちゅー」
第4章:発信力強化のレッスン
著者が開発にかかわった英語学習法の紹介。英語の授業にもそのまま使える、画期的方法を詳しく解説する。
・COC(Chain Opinion Composition=連鎖意見英作文)
あるテーマを提示し、用紙を配布する。用紙には表裏に大きな空欄を2つずつ印刷。その用紙に英文を記入。
流暢さを鍛えるために、一文でも多くの英文を書くようにする。
・SSCC(Simultaneous Self-Check Composition=同時自己添削英作文)
正確性を鍛える練習方法。
(1)教員の日本語を聞き、頭の中で英文を作る。
(2)頭の中の英文をノートに書く。
(3)教員が黒板に模範英文を書く。
(4)生徒は模範英文を見て自分の書いた英文を添削。
この手法で一文ずつ書いていき、100語くらいの段落(パラグラフ)になった英文を音読して内在化する。
目次
第1章 基本表現のマスター
第2章 間違えやすい英文法
第3章 英語の本当の音をつかむ
第4章 発信力強化のレッスン
話せるようになった生徒の声
英語で世界を楽しんでみよう──あとがきに代えて
著者プロフィール
今井 康人(いまい・やすひと)
立命館中学校・高等学校に勤務。1960年生まれ。札幌大学外国語学部英語学科卒業。
音読・暗写を核とした英語学習法「HCラウンドシステム」をチームで開発・実践し、注目された。
1996年から2013年まで実用英語技能検定面接委員。
2016年6月に新英作文指導法「SSCC(同時自己添削英作文)とCOC(連鎖意見英作文)」を研究開発。
英語教員対象の教育セミナーを全国で1年に10回程度行っている。
著書:文部科学省検定教科書 Departure English Expression I(分担執筆、平成27、28年度版、大修館書店)、
『スーパー英文読解 英語を自動化するトレーニング基礎編・応用編』(単著、アルク)、
『ゼスター総合英語』(監修・分担執筆、Z会出版)、『英語力が飛躍するレッスン』(単著、青灯社)、
『Rapid Reading Level 1. 2. 3』(英文速読教材、単著、美誠社)ほか
「はじめに」より
この本は以下のような方々のための本です。
1)独習で基本から応用まで英語力を伸長させたい人
2)これから英語学習を本格的に取り組みたい人
3)将来、英語を自由に使いたい人
4)英語力の伸長方法を知りたい人
5)英語を上手く教えるようになりたい人
皆さんの英語学習の一助になれば、これ以上の喜びはありません。この本が多くの皆様と英語を学ぶきっかけになり、あるいはさらなる英語力や授業力の深化に貢献できますことを心より願っています。