著者:山岡憲史
ISBN:978-4-86228-105-0 C0082
定価1800円+税 272ページ
ジャンル[英語]
発売日:2019年3月30日
紹介
英語のしくみにもとづいて開発された「話せる英語」の決定版!
表現を身につけ、英語を話す自信がつく
本気で英語の力をつけたい人、勉強を始めようと思っている人のために。
動詞を中心とした文構造に沿って、自然な理解を深めながらさまざまな表現を学ぶ。
社会人や大学生、四技能試験を控える高校生をはじめ、英語力を伸ばしたいすべての人へ!
例)p.54
うまくいく──
〈順調にいく〉go well
─Everything went well with him.(彼にはすべてがうまくいった)
〈方法などがうまく機能する〉work well
─Our plan worked very well.(私たちの計画はとてもうまくいった)
〈事はとても順調に進んだ〉Things went very smoothly.
〈うまくいかない〉go wrong
〈薬が頭痛に効く〉work on your headache
─How is it going with you?(調子はどう?)
─Pretty good.(まあまあだね)
著者は第54回読売教育賞外国語部門 最優秀賞受賞。
目次
Ⅰ 文型編
・S(主語)+V(動詞)
働く/仕事をする 行く/来る 帰る/帰宅する 通う/通勤する など
・S(主語)+V(be動詞)
ある/いる 出身である 間に合う 健康である/健康がすぐれない など
・There is/are +S(主語)
…に~がある[いる]
・Here is/are +S(主語)
ここに~がある[いる]
・S(主語)+V(be動詞)+C(補語) これが[この人が]~です あれは[あの人は]~です それは~です など
他
Ⅱ 文法編
・助動詞
できる ~かもしれない (時として)ありうる ~してもいい など
・不定詞
~するために ~して(嬉しい) ~するための… たまたま~する など
・原形不定詞 …に~させる ~するのを見る/聞く ・Itの構文 ~するのは難しい/易しい ~とはご親切に ~ということは本当だ など
他
Ⅲ 機能編
依頼・要求する 提案・助言する 申し出る・勧誘する 謝る・同情する など
著者プロフィール
山岡 憲史(やまおか・けんじ)
1978年神戸市外国語大学外国語学部英米学科卒業。
滋賀県の公立高校教員28年勤務の後、2006年より立命館大学教授として現在に至る。
専門は英語教育、英語学。英語の4技能を伸ばす指導方法を研究。
2005年第54回読売教育賞外国語教育部門最優秀賞受賞。
2008~2013年 中央教育審議会初等中等教育分科会教育課程部会 外国語専門部会委員。
主な著書に『ジーニアス英和辞典 第2版』(共著、大修館書店)、
『グランドセンチュリー和英辞典 初版・第2版』(共著、三省堂)、
『文部科学省検定教科書 Departure 英語表現I・II』(共著、大修館書店)、
『ジーニアス総合英語』(共著・大修館書店)、『英語長文演習 Applause Vol. I~IV』(共著、美誠社)
『アクティブ英単語2100』(共著・学研プラス)。
『実用英語講座2級クラス・準1級クラス・1級クラス』(日本英語検定協会)監修。
[英文校閲]John P. Foster
20年間日米の大学で英語教育に携わる。
関西外国語大学、立命館大学を経て、現在、同志社女子大学と関西大学に勤務。
まえがきより
英語はできるようになりたいけど,文法は学びたくない」──だから文法を勉強しなくてもペラペラになれたり,毎日少しずつ聞き流すだけで高い英語力がつけられたりすれば,こんなにうれしいことはありませんね。
でも,英語のしくみを学ばずに英語が自由に話せるようになるでしょうか。日本語なら,まわりに言葉があふれていますから,間違えながら自然とことばを身につけていけますが,英語はそうではありません。だから,毎日少しずつ聞くだけで,アメリカの赤ん坊がことばを習得するように英語を自由に話せるようになることはありえません。日常的な言い回し程度は身に付けることはできても,踏み込んだ話ができるようには決してなりません。英語を本当に身に付けたいと思うなら,やはり勉強することが必要なのです。「努力なしにペラペラ」といった安易な方法ではなく,しっかり学ぶことこそ話せる英語へのほんとうの近道です。