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Seitosha Publishing

2012年10月のエントリー 一覧

叢書 魂の脱植民地化 2
副題:「個性化」が変える福祉社会

枠組み外しの旅.jpg著者:竹端 寛
ISBN:978-4-86228-062-6 C0036
定価2,500円+税 236ページ
ジャンル[社会・福祉]
発売日:2012年10月27日


紹介
諦めをこえて、どうすれば社会を変えられるか
● 諦めていたダイエットや花粉症治療を、発想を変える枠組み外しによって克服した体験を語る。
● 福祉の支援現場の支配構造を、支援する人とされる人との[対話的プロセス]でのりこえる。
● 重度障害者を施設に収容するという固い通念は、いかに打ち破られたか。
● 枠組みを外して「個性化」し、他者と[かかわり合う」。渦が拡がって、社会が変わる。


目次
序 深尾葉子
はじめに
第一章 渦を産み出す
 1 悪循環プロセスからの離脱  2 香港でうがたれた窓
 3 窓の外に見える「魂の脱植民地化」  4 常識の捉え直し
 5 悪循環の構造  6 復讐から贈与へ
 7 箱の外に出る勇気  8 魂の植民地化という悪循環構造
 9 学びの回路とは何か  10 論語の基本構造
 11 学びの渦
第二章 「反―対話」的関係を超える
 1 五つのステップ  2 問題の一部は自分自身
 3 反―対話から対話へ  4 コミュニケーションシステムに着目する
 5 まず自分から変わる  6 渦の生成と発展
 7 地すべり的移行  8 相互変容過程としての私と渦
第三章 渦が拡がる
 1 ノーマライゼーションの父  2 ニィリエの目指したもの
 3 アブノーマルな現実  4 析出されたノーマライゼーション原理
 5 U理論  6 出現する未来を切り拓く社会起業家
 7 ノーマライゼーションという「出現する未来」  8 渦の拡大と収束
 9 ノーマライゼーションと地すべり的移行
第四章 どうしたら「枠組み」を外せるか
 1 共通する要素  2 枠組み外しの論理
 3 当事者主体という「たたかい」  4 事実と価値の取り違え
 5 正解と成解  6 構造的制約を括弧に入れる
 7 哲学する行動  8 呪縛を解き放つということ
 9 渦巻きに必要なこと
第五章 「個性化」と「社会変革」
 1 エクリチュールと心的肥大  2 箱の外から捉え直す
 3 個性化の先にある共生的価値創出  4 地域全体の社会復帰
 5 関係性や場全体から読み取る  6 社会を変える、の誤謬
 7 「諦め」からの解放
おわりに


著者プロフィール
竹端 寛(たけばた・ひろし)
1975年、京都市生まれ。大阪大学人間科学部卒業。同大学院人間科学研究科博士後期課程修了。博士(人間科学)。
現在、山梨学院大学法学部政治行政学科准教授。専門は、福祉社会学、障害者福祉政策など。
著書に『障害者総合福祉サービス法の展望』(共編著、ミネルヴァ書房)、『福祉先進国における脱施設化と地域生活支援』(共著、現代書館)など。

おひとりさま.jpg

著者:上野千鶴子
ISBN:978-4-86228-0619 C0036
定価 1,400円+税 272ページ
ジャンル[社会]
発売日:2012年 10月16日


紹介
『おひとりさまの老後』より断然面白い!

・女友だちがいれば安心。
・セックスは妻たちより充実しているという調査結果。
・アラフォーおひとりさまの要注意点。
・男おひとりさま、幸せになれる人、幸せになれない人。
・お墓はいらない。
・女はあなたを看取らない。
・団塊逃げ切り世代説の非難をどう考える?
・みんな「おひとりさま」の時代を生きるコツ。


目次
Ⅰ 「私」を語る
 1 「女の成熟」って
 2 「女遊び」のたのしみ
 3 女の友情
 4 遠距離介護の経験
 5 アラフォーおひとりさまへ

Ⅱ 「おひとりさま」の老いと死
 6 向老学のススメ
 7 「男おひとりさま」──幸せに暮らせる人、暮らせない人
 8 お墓はいらない私が願うこと

Ⅲ 「みんなおひとりさま」時代の男と女
 9 ひとり旅のススメ
 10 シングルはモラトリアムか?
 11 女はあなたを看取らない
 12 「みんなおひとりさま」時代の社会の設計
 13 「おひとりさま」が「安心して死ねる介護サービス施設」の探し方

Ⅳ 「おひとりさま」のセックス
 14 この40年間で女のセックスは変貌を遂げたか?
 15 シングルの特権! 選べるセックス

Ⅴ 団塊世代はどこへ?
 16 団塊世代の女性、これまでとこれから
 17 世代間対立という罠
 補論 団塊ジュニアが生きる社会

あとがき


著者プロフィール
上野千鶴子(うえの・ちづこ)
1948年富山県生まれ。京都大学大学院社会学博士課程修了。
東京大学大学院教授をへて、現在、東京大学名誉教授、立命館大学先端総合学術研究科特別招聘教授、ウィメンズ アクション ネットワーク(WAN)理事長。
2011年度朝日賞受賞。
著書『セクシィ・ギャルの大研究』『近代家族の成立と終焉』(サントリー学芸賞受賞)『家父長制と資本制』『「女縁」を生きた女たち』(以上、岩波現代文庫)
『スカートの下の劇場』(河出書房新社)『ナショナリズムとジェンダー』(青土社)『おひとりさまの老後』『男おひとりさま道』(以上、法研)
『ひとりの午後に』(NHK出版)『女ぎらい』(紀伊國屋書店)『ケアの社会学』(太田出版)ほか多数。