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Seitosha Publishing

2011年11月のエントリー 一覧

著者:ジャン=ピエール・ルゴフ
ポスト全体主義時代.jpg訳者:渡名喜庸哲、中村 督
ISBN:978-4-86228-056-5 C1031
定価2,800円+税 305ページ
ジャンル[政治]
発売日:2011年11月22日


紹介
フランス最高の知性による問題作!

意味の「解体」が進行する現代社会。
「68年5月」は人々の欲望を解放する一方、社会、文化を「解体」した。
80年代の「現代化」と「マネジメント」はその流れを決定づけた。
68年を脱神話化し、現代フランス社会における脱人間化プロセスを通じて現代民主主義社会の病理をえぐる。


目次
はじめに
第1部 全体主義と現代化のイデオロギー──共通点と差異
 第1章 永続運動する社会、確実性で満ちた世界
 第2章 無定形な権力
 第3章 生き残りの論理対幸福の約束
 第4章 非一貫性と権力の否認
 第5章 全体主義と穏やかな野蛮
 第6章 似たような可能性の条件?
 第7章 「見えないイデオロギー」
第2部 解体の起源
 第8章 転覆
 第9章 反全体主義をいかに意識するか
 第10章 社会的・歴史的新情勢
 第11章 「新たな資本主義の精神」とナチズムの凡庸化
第3部 道を誤った反全体主義
 第12章 権力の幻想
 第13章 全能のメディアたち
 第14章 われわれは「すばらしい新世界」に突入したのか
 第15章 ビッグ・ブラザーがあなたを見ている?
 第16章 民主主義の盲点
結論 現在に直面して
原注
訳者解説


著者プロフィール
ジャン=ピエール・ルゴフ(Jean-Pierre Le Goff)(著)
現代社会の脱人間化を深く問うフランスの代表的知識人。
フランス国立科学研究センター(CNRS)研究員。1949年生まれ。専門は政治社会学。
著書 『六八年五月 不可能な遺産』『穏やかな野蛮 企業と学校の盲目的な現代化』(未邦訳)

渡名喜庸哲  (となき・ようてつ)(訳)
日本学術振興会特別研究員。

中村 督(なかむら・ただし)(訳)
東京大学大学院総合文化研究科博士課程在籍。